2013年04月18日

久々に、星占い

昨日は、お金になる2000字の原稿を書き上げ、さすがにもう
文章と格闘するのは勘弁という気分になって、近所のカフェに
個展を見に行った、というかその作家さんに会いに行った。
そうしたらそのまま飲み歩く流れとなってしまい、結果ブログが
1日抜けたという言い訳である。

さて、今朝のめざましテレビ、カウントアップなのになぜか
カウントダウン……でおなじみの占いコーナーでは、かに座が
1位だった。HP開設直後からメールだけのおつきあいが続いて
いる春野タンポポさんによれば、やじうまテレビの星占いも、
仕事運が1位だったりと悪くなかったようなのだが、そのわりに
今日1日、とりたてていいことはない。せめてブログのネタに
させてもらう。

めざましの占いコーナーは、こないだまで8時前の会がなく、
6時前と7時前の2回だけになっていた。おまけに、読んで
くれる星座の数も減っていたから、自分の星座を呼んでもらった
だけで運を使い果たすといった具合だった。

それがこの4月から、8時前の回が復活した。視聴者からの
クレームが多かったのかもしれない。一度なくした理由は、
まったく不明だったから。

そして、今日たまたま3度とも見てあらためて感じたのだが、
ダブりがなくなったかもしれない。以前、ブログで散々文句を
つけたのが功を奏したのか、きちんと各時間に割り振って読んで
いるような気がする。ホメてつかわそう。

ただ、読み上げる星座は毎回5つになってしまった。つまり、
必ず読む1位と12位以外は、3つだけということになる。
そのため、3回合わせても3×3+2で11、一つの星座は
ダブりがゼロでも読まれないことになる。惜しい。

読まれない確立が12分の1ということになると、これは運が
いいのか悪いのか。いずれにせよ、それを確かめるために
毎日3回とも見るほどのヒマ人ではない。
posted by しんどう at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見えない目で見るTV時評

2012年03月08日

TBS『水曜エンタ 芸人ベストパフォーマンス』 3/7放送

TBS『水曜エンタ 芸人ベストパフォーマンス』 3/7放送

ネタ番組が本気と書いてホンキで消えてしまい、1分半ずつの
『レッドカーペット』ですら天国の番組であったかに思える今日
この頃、芸人に好きなことを好きなだけやらせるというTBS
テレビ『水曜エンタ 芸人ベストパフォーマンス』の番宣を
聞いて、本気と書いてホンキで楽しみにしていた。NHKの
『笑神降臨』とか、テレビ朝日の『検索ちゃん ネタ祭り』
みたいなものを期待したのである。
ただ一方で、イヤな予感もあった。お笑いはサラリと見せれば
いいのであって、ベストだガチだと持ち上げ演出過多になると、
たいてい番組自体がスベるからだ。

VTRで、スタッフが番組の趣旨を芸人に説明し、芸人が
「それはすごい」と白々しく驚く場面が流された段階で、イヤな
予感はムクムクと肥大化した。そして、「何分ほしいですか」と
いう質問を聞いて、こりゃダメだと思った。

ベストのネタを作ったら、たとえば8分になった、それを
そのままノーカットで流す、というのなら話はわかる。しかし、
芸人自身が決めるとはいえ、最初から8分なら8分を前提に
ネタを作るのなら、普段はきらざるをえない部分を多少は残せる、
というだけのこと。ヘタをすると、長い分間延びする恐れもある。

すでに僕の結論は明らかだと思うので、さっさと書いてしまうが、
とにかく期待はずれだった。リアルタイムではなく録画して
見たので、ウザくて我慢のならない途中のインタビュー的部分、
ディレクターの勘違いに基づく無駄なアオりはほとんど早送り
できたのがまだしもの救いだ。

以下、登場順ではないが、一応それぞれの芸人についてコメント
しておく。
オリラジは、チャラ男キャラにどうも共感できないこともあり、
やたら長く感じて、結局最後の武勇伝ネタが一番面白かった。
アンジャッシュは悪くはなかったけれど、彼らとしてのごく
普通の出来、ベストのなんのと騒ぐようなものではない。

渡辺直美にまったく笑えないのは、これはしかたのないこと。
見えない僕にとっては、ただビヨンセ(たぶん)の歌が流れて
いるだけなのだから。
いっこく堂もそれに似ている。たしかに、耳だけで聞いていると、
とても腹話術とは思えない自然なしゃべりで、その技術には
関心するが、それは一瞬だ。あとはただの一人芝居と同じ、
ストーリーが面白いわけではないので、やはり笑えはしない。
2700はあまり見たことがない芸人。これもビジュアルで笑わせて
いたのだけれど、見えたとしてもそれほど面白かったようには
思えない。

清水ミチコはおなじみの『さっちゃん』の替え歌ネタ。つまり、
マネる人数が増えただけだった。なぜこれをもってきたのだろう。
友近は、いつもながらうまいと思うが、どうしても笑えない。
ただ、それは彼女と僕の相性の問題かもしれず、長尺を利用した
ネタという意味では、まずまずよくできていたのだと思う。

ナイツは、まさに長尺でなければできないネタ、その点は
さすがだった。ただ、彼らはそれを、独演会などでしかやって
いないと言っていたけれど、それはウソだ。彼らのライブになど
行ったことのない僕が、完璧に内容を知っていたのだから。
何の番組で見たのか、思い出せないのが悔しい。
いずれにせよ、複線をはって最後に落とすネタは、落ちが
わかっているとこれほどつまらないものはない。

一番ガッカリしたのはパンクブーブー。「バクハツ」という一言の
イントネーションが違うというネタを延々と……ねらいは
わからなくはないが、やはりそれは4分で十分。パンク一流の
すっとんだボケの連続で、8分間呼吸困難に陥らせてほしかった。

大トリがレーザーラモンRGだ。だれもが、彼にトリは無理だと
思うはず。そして予想どおり、ミエミエの低レベルネタ。
こんなふうに、つまらないと思わせて本当につまらないという
「オチ」は、番組によってはアリだろう。でも、そこまでが
期待はずれだったところにこれを持ってこられたので、払っても
いない金を返せと叫びたくなった。

さて、このテーマも、今日書かなければ書かれるチャンスが
なくなることは明らかなので、続きモノ二つを差し置いて書いた。タイミングをのがして中断したままになっているいくつかの
文章たちに、チクチクザクザクと苛まれつつ……。
posted by しんどう at 14:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 見えない目で見るTV時評

2011年07月22日

着信御礼!ケータイ大喜利・その2

『着信御礼!ケータイ大喜利』 その2――見えない目で見るテレビ時評

(前回に引き続き、文中の『ケータイ』はNHK『着信御礼!
ケータイ大喜利』、『IPPON』はフジ『IPPON グランプリ』)

 僕が『ケータイ』のファンである理由の第一は、同番組が提供
する笑いのほとんどが、僕の好きなタイプの笑いだということだ。

どうも僕は、ベタな笑いが苦手である。お笑い好きを辞任して
いながら、基本中の基本ともいうべき「吉本新喜劇」にはまるで
笑えない。

考えオチとか、ちょっと想像力を要求されるヒネった設定や
シュールなボケ。つまり、こちらが能動的にかかわることで
引き出されるような笑いが好きなのだ。ベタな笑いと違い、
こういう笑いは自分の中で2倍、3倍に増幅できる。

また、言葉遊びも大好きだ。それは、「言葉遊びのドンキホーテ」
とも呼ばれる(ことに20年後はなるかもしれない)、この僕の
ブログを読んでくださっている皆さんには、もうバレバレだろう。

そして、短いひと言による『ケータイ』の笑いは、「ひねり」と
「言葉遊び」、この二つの要素に満ち満ちている。板尾、今田、
ジュニアのレギュラー陣が、一つの答えにどんどんツッコンデ
広げていけるのも、そのためである。

理由のもう一つは、『ケータイ』の笑いは、目が見えないことが
ほとんどハンデにならないということだ。

言うまでもなく、笑いにはビジュアルの要素も大きい。コントや
漫才を聞いていて、芸人が何も言っていないのに観客の笑い声が
起こると、画面の中で何が行なわれたのかわからないことが、
やっぱり悔しい。そればかりか、僕はザブングルの加藤の顔で、
キングオブコメディの今野の顔で、フットボールアワーの岩尾の
顔で、笑ったことがないのだ。これは僕にとって、ひつまぶしを
食べたことがないのと同等のコンプレックスとなっている。しかも、
ひつまぶしはいつか食べることを心に誓っているけれど、彼らの
顔を見ることが未来永劫ありえないことは、残念ながら事実だ。

さて、大喜利でも、たとえば『IPPON』では必ず、「写真で
ひと言」的お題が出される。普通の言葉によるお題より、映像は
ボケの可能性が断然広がるから、テレビ的にオイシイお題である
ことは間違いない。

しかし言うまでもなく、僕には笑うのは難しい。答えのほうを
いくつか聞いて、どんな写真かを推測することが、見えないから
こその楽しみといえば楽しみだが、推理ドラマの解決編を見て
どんな事件だったのかを考えるようなものだから、苦労のわりに
感動も喜びもあまりない。

そして『ケータイ』には、この映像系のお題がほとんどないのだ。
僕の知るかぎり、「この(写真の)男に関するウワサとは?」と
いうお題が一度出されただけだ。あまり評判がよくなかったのか、
携帯電話から投稿するというシステムゆえに出しにくいのか、
理由はわからないのだが。

いずれにせよ、おかげさまで僕は、同番組から得られるはずの
笑いを、ほぼ丸々味わうことができる。不満といえば、答えを
合唱団が歌うパターンのときに、たまに聞き取りにくい場合が
あることと、出演者みんなのアイドル「ナナミちゃん(NHK・
BSのキャラクター)」がどのくらいカワイイのかがわからない
ことくらいだ。

「レジェンド・オブ・レジェンド」、プロとアマ、肝心なところは
次回に。もったいをつけているわけではない。力がないので、
なかなか書き切れないのである。
posted by しんどう at 13:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 見えない目で見るTV時評