2012年03月17日

怒涛の週末あらため怒涛の3月・その2

怒涛の週末あらため怒涛の3月・その2

タイトルを改めさせていただいた。
間があきすぎて、いったいいつの週末のことだかわからなく
なってしまったことがひとつ。そして、音ゲル係数の異常がその
週末でとどまったわけではないことがもうひとつの理由だ。

前回はまず、アラブ音楽のライブについて書いたが、これが3月
1日、まさに怒涛の3月のスタートだった。そして、翌2日の
午後に、若手和楽器演奏家たちのコンサートに行ったところまで
書いた。

その夜は、経堂の「茶泉」という店で、ファド&フラメンコの
ライブだった。茶泉は中国茶専門のカフェで、名前は周りの2胡
関係者からよく聞いていた。そういう店がなぜファド、なぜ
フラメンコなのか、当日聞いた気もするが、記憶はもはや春霞の
向こう側……まあ、「ひょんなご縁」の一言でまとめられる感じの
話だったように思う。

ファドはポルトガルの歌曲。恥ずかしながら、生で聴くのは
初めてだった。「哀愁」の2文字が枕詞のようになっているが、
実は楽しい曲もたくさんあるのだということがわかった。
そもそも、歌うMACHAKOさんが、哀愁とは真逆の
キャラだし。
彼女の迫力ある歌声は、一聴の価値がある。

相方の内山くんはフラメンコ・ギターが本職らしいが、もちろん
ファドもこなすなかなかのテクニシャン。それよりなにより、
MCが止まらない。ライブで僕よりしゃべるのは、さだまさし
だけかと思っていたが、違った。でもそれも含めて、楽しい
ライブだった。

1ドリンク・1フード付3000円、追加でワイン2杯、計4000円。
僕のようにライブハウス中心で音楽を聴き、しかも僕のように
酒飲みである場合、音ゲルとエンゲルは分かちがたく結びつき、
束になって首を絞めてくる。ワイン2杯というのは、必死に
抑えた結果である。

さて、続きはボチボチ書くとして、明日はこのMACHAKOさんの
ライブがおなじみテイクファイブであることを、あらためて
お知らせしておく。詳しくは、このブログの「ライブ情報」を
ご覧ください。
posted by しんどう at 12:27| Comment(1) | TrackBack(0) | 音ゲル係数

2012年03月07日

怒涛の週末・その1

3/1〜4怒涛の週末・その1

あまりにも久々に書くカテゴリーなので、「音ゲル係数」という
言葉の意味すらわからない方が大半かもしれない。
音ゲル係数とは、家計に占める音楽関連の支出の割合の
こと。もちろん、経済学の教科書には載っていない。
ちなみに、僕が造った言葉でもない。

先週の木曜日から週末にかけて、わが家の音ゲル係数は異常値を
示し、またその内訳もとんでもないことになっていた。自省自戒、
自画自賛、自暴自棄、いろんな意味を込めて書いておこうと思う。

木曜日の夜は、自由が丘・マルディグラという店で、子安菜穂が
歌で参加した「ルクラブバシュラフ」というグループのアラブ
音楽のライブ。子安菜穂とは、一応先輩・後輩の関係だ。
「一応」の意味はいずれ説明する機械が来ることを期待しつつ、
彼女が「こやすなほみ」の名前で歌謡曲歌手としても活動して
いることだけ紹介しておく。ちあきなおみを思わせる魅力的な
歌い手なので、興味がある肩はYoutubeなどで検索を。

さて、僕はこっそりアラブ音楽が大好きなのだけれど、生で聴く
機会は言うまでもなくめったにない。だからこのライブはとても
嬉しかった。演奏のレベルも高く、発声も発音も本格的な
菜保ちゃんのアラブ歌謡もすばらしかった。
なのになんで、曲が長すぎるだの、進行に工夫がないだの、
菜穂ちゃんに向かって苦言を呈してしまったりしたのか。演奏が
いいだけにもったいないと感じたことはたしかだが、あとから
考えると、要するに彼女たちの意識はアーティストで、僕の
意識は芸人ということなのかなと思った。

この日の出費は、チャージ2000円プラス飲食代。
むろん飲んだのは1杯ではない。

翌4日は掛け持ちだった。まず昼間は、日本橋・三越劇場で
「集まれ!次世代の表現者たち」選抜公演と題するコンサート。
若手の和楽器演奏者を中心とするグループ10組が出演した。

初めて音を聴いた柳川三味線をはじめ、それぞれの取り組みが
ユニークかつ新鮮で、しかも演奏のレベルがものすごく高い。
大いに感銘を受けると同時に、こういう若者たちがいるなら、
日本音楽の未来は暗くないと安心した。
小島美子大先生の「洋楽器とコラボするなら、もっと伝統音楽を
勉強して、西洋音楽に寄り添うのではなく邦楽に引っ張り込む
姿勢を」という講評は耳が痛かったが、この歳になってそんな
ことを言われても手遅れなので、心の中で「クソクラエ」と
ツイートしておいた。

入場料は1000円で、なんとも得した気分の演奏会だった。(続く)
posted by しんどう at 12:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 音ゲル係数

2011年11月18日

琵琶 meets 尺八 2――2011/11/26(土)

ちょっとご無沙汰いたしました。
やっぱりシリーズになってしまった前回のブログが、書いて
いても少々疲れる内容だったので、次のテーマを見つけるのに
苦労しています……というのはただの言い訳ですが。

さて、久々のブログは、ライブ告知です。これをきっかけに
エッセイ系も再開しますので、まずはこれにおつきあいください。

今回は、8月に引き続き、琵琶の黒田月水さんとのコラボです。
琵琶の生演奏なんて聴いたことがない、是非聴きたい、そう
おっしゃる方は僕の周りにもたくさんいらっしゃるんですが、
それは社交辞令じゃなくマジだよというあなた、これこそが
チャンスです。

月水さんほどの一流奏者が、古典から即興演奏まで、こんあに
たっぷりと聴かせてくれるライブは、実はそうそうないんです。バータイムなんて、休憩はさみ2時間も……ありえないですよ。

そして、前にも書いたと思いますが、琵琶と尺八のコラボと
いうのも、あるようで実はあまりありません。それも含めて、
本当にレアなライブなんです。

しかもその素晴らしい演奏を、チョー間近で、お茶だのお酒だの
飲みながらリラックスして聴ける。企画した本人が言うのも
ナンですが、なんと贅沢なライブでしょう。

まあ、僕の自画自賛は半分くらいに受け取っていただいて、
月水さんの音楽はウソをつきません。お時間のある皆様、
是非是非お出かけくださいませ。
心よりお待ち申し上げております。

11月26日(土)
★琵琶 meets 尺八 U
時間 : ティータイム・ライブ Open 15:00 Start 15:30
    バータイム・ライブ Open 18:30 Start 19:00 
場所 : Take Five(梅ヶ丘)
    世田谷区梅丘1-26-7
   (小田急線梅ヶ丘駅南口、線路沿いに下北沢方向へ2分
    最初の信号手前右角)
    TEL 03-5426-2656
    http://takefive-umegaoka.com/
料金 : ティータイム2000円(1ドリンクつき)
バータイム3000円(1ドリンクつき)
      (ティータイムは1時間弱、バータイムは休憩入りの2時間です)
出演 :黒田月水(琵琶)、真藤一彦(尺八)
posted by しんどう at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 音ゲル係数