2013年04月06日

ヒザは語る・おまけ

しまった!
うっかり寝込んで、6日連続更新を焦るあまり、大事なことを
書き忘れた。

大したことではないけれど、「ヒザ」シリーズを正月の体重系の
話から始めたのは、このオちのための複線だったのだから、
書かないわけにはいかない。

久しぶりに乗った体重計が示したのは、ベスト体重プラス6キロ。
これならイケる!と僕は思った。
しかし、整形外科で筋肉が落ちているという「現実」を
つきつけられたとき、悟ったのだ。

プラス6キロは、脂肪が6キロ増えたということではない、
筋肉が4キロ落ち、脂肪が10キロ増えたということなのだ、と。

でも、それでも、僕はメゲない……ダイエットも、そして恋も。

よし、これをアップすれば7日連続!(笑)
posted by しんどう at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

ヒザは語る・その3

(ダイエットをくわだて、素敵なパートナーを得て朝の
ウォーキングを開始。しかし1週間めにヒザが……)

やむなく電話で「今朝はちょっと……」とキャンセル。「1日
休めば」が「2、3日様子を見よう」になり、1週間たっても
治るどころか悪化している気がする。
あとから思えばそれもそのはず、本当は安静が必要だったのに、
僕は痛みをおしてけっこう歩き回っていたのだ。新宿真夜中、
終電逃がさじの全力疾歩(なんて言葉があるとして)もあった。

10日ほどたって、ついに近所の治療印へ。しかし、以前はやって
いた保険診療をいつの間にかやめていて、やむなく初めて行く
整形外科に向かった。

たぶんこのあたり、という場所で道行く人に尋ねると、善悪
ふたつのニュースを告げられた。よいニュースはドンピシャで
病院の真ん前だったこと、悪いニュースは、
午後の診療が30分後からだったこと。そのとたんヒザが2倍
痛くなったのは街がいなく気のせいだけれど、家まで戻る力は
なく、関西でいうマクド、関東でいうマックにてポテトSと
コーヒーで時間をつぶした。

さっきチェックしておいた目印ならぬ手知るしを頼りに、再び
整形外科を訪れると、今度は悪いニュースだけ告げられた。
その日の午後は、診察はなく、リハビリの患者さんだけ
受け付けるのだと。ヒザの痛みは4倍(当社比)になった。
国民健康保険なんぞクソクラエと、さっきの治療印に恥を少し
しのんで戻り、軽いマッサージと電機治療とテーピングをして
もらった。痛みは5分の1(当社比)に……保険はきかなくても
本当にいい先生なのである。

翌日あらためて整形外科へ。そして、本人にとっては衝撃の、
他人からみれば当然の事実が明らかとなる。
「足の筋肉がかなり落ちてますね」

僕はいまだに円周率を50ケタまで覚えているし、モー娘も
全員のフルネームを言える(8期メンバーまでだが)。
自慢じゃなくはないけれど髪の毛もハンパなく残っているから、
体力もそれなりに保っていると思っていた。でも、前田敦子が
抜けたAKBメンバーを9人しか言えなくなった時点で、自分の
脳ミソの衰えに気づくべきだった。ましてや、高校卒業以来
運動らしい運動はしたことがなく、見えなくなってからのここ
10数年は、スタスタ歩けば棒どころか電信柱に当たる僕の体力の
衰えはいかばかりか。

ガソク炎(あえてカタカナにしたけれど、ガチョウの足と書く)
を患った僕のヒザは、僕の愚かなる勘違いを、過信の危うさを、
そして僕の実際の年齢を、それはそれはリアルに的確に語って
くれたのだった。

だからといって、メゲるつもりは毛頭ない。6月には必ず
ベスト体重に戻っているはずだし、恋だって……。
posted by しんどう at 06:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2013年04月03日

ヒザは語る・その2

ウォーキングのパートナーとなってくれた彼女は、普段一緒に
道を歩くときもかなりの速足だ。もともと歩くのは
速いほうだった僕にとって、これはたいへん気持ちがいい。

僕をナビ、エスコートしてくださる方はよく、歩くのが
速すぎないかと気を遣ってくださるのだが、こと僕という
視覚障害者に限っていえば、その心配はまったくご無用である。
街中を移動する僕はたいがい一刻を争っているし、生来の
能天気なので、ナビしてくれる方を信頼しきって、不安や危険を
感じることもないからだ。
それよりそもそも、僕に「速すぎる!」といわせるほどの速さで
歩ける人などそうそういない……

……と、思っていた。いや、その考えが間違っていたわけでは
ない。彼女は、そうそういないけれど、まれにはいる人の
一人だったというだけのことである。

公園までの道中もいつもどおり速足だったけれど、公園に入り、
ここをスタートと決めた次の瞬間、彼女は風、それも疾風と
化した。

正直、僕はほぼ全力で歩いた。その僕の腕をとり、足元に気を
配り、「あ、おいしそうなハトがいる」と彼女ならではの感性で
周囲の説明までしてくれながら、彼女の足にはどうやらまだまだ
余裕があった。

公園を5周、約30分。息が少しあがり、心拍もトクトクと速く、
折りしも戻った厳しい寒さの中すこし汗ばんでいた。脂肪の
燃える音が聞こえた気すらしたが、きっとそれは、おいしそうな
ハトの鳴き声を聞き違えたのだろう。とにかく、久々に感じる
爽快感だった……そのときは。

翌日も翌々日も、筋肉痛らしきものはなかった。だから
そのままのペースで、雨天中止を1日はさんで6日間歩き、
ちょうど1週間めの朝、ヒザにわずかな痛みを感じた。
でも、彼女が平気な顔をしている以上、弱音は吐けない。男の
プライド、意地、見栄、なんとでも呼べ、ちょっと疲れが
たまっただけとヒザ小僧に言い聞かせ、多少気は遣いつつも、
いつもどおり歩いてしまった。

そして翌朝、ここで無理するのは危険だと、さすがに理性が
ストップをかけた。(続く)
posted by しんどう at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記