2012年10月17日

小学校での特別授業2

(前回、小学校の特別授業に呼ばれた僕は、子供たちの注目を
浴びつつ給食を……)

サバの味噌煮をおいしく、そしてまずまず美しくいただいたあと、
子供たちは教室の掃除と会場となる体育館の準備に、僕もその
体育館の一角に用意された控え室に移りました。普段はどう
使われている部屋なのか、テーブルがあって落ち着けて、僕が
通った小学校にはこんな設備はなかったなと、ふと記憶を
たどっていました。

楽器の準備をしていると、窓の外から「あ、尺八だ」なんて
ヒソヒソ声が聞こえてきます。思わずニッコリすると、「あ、
笑った」……みたいな。このときの僕は、戦隊ヒーローと
いうより、ジャニーズのだれかというより、動物園の目玉の
珍獣的存在だったのでしょう。でも珍獣もスターには違いなく、
悪い気はまったくしません。

須藤先生と軽く音合わせをする予定でしたが、マイクの
セッティングなどでほぼ時間がなくなりました。不安な曲の
流れの確認だけしたところに、せいとたちが入ってきます。
奥から出てくるかと思った珍獣がもう目の前にいて、彼らは
ちょっと面くらったかもしれません。

先生が簡単に紹介してくださったあと、まずは古典本曲で、
尺八吹きであることをアピール。でも、お話のテーマは尺八でも
音楽でもなく、障害をもって生きるとは?――という感じです。

サバの味噌煮は、あえて全国の視覚障害者の名誉を背負って
食べましたけど、話をするにあたっては、視覚障害者、ましてや
すべての障害者を代表することなど、できやしません。ただ
障害者の一例として、自分の体験や日常を語るしかないわけです。
それでも子供たちにとって、もしかしたらご父兄や先生方に
とっても、なにか参考にはなるでしょう。珍獣だって、話に
聞くのと実物を見るのとでは大違いなはずですから。

とはいえ、自分がどんな原因で、どんな敬意で見えなくなって
いったかを話したら、あとは質問を受けることにしました。
人に自慢できるような人生は送っていませんから、自分のことを
自分のペースでしゃべるのは、あまりに照れくさいのです。
そして、子供からの質問事項も、あらかじめ須藤先生から送って
もらっていたのですが、答えは用意しておかないことにしました。
ライブ体質、アドリブ体質の僕としては、新鮮さがなくなったら
つまらないと……いや、考えておくのが面倒だっただけかな。

おや、思いのほか長くなったので、いったんここで切ります。
posted by しんどう at 02:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/59283205

この記事へのトラックバック