2011年06月08日

開座 11/6/7

開座 11/6/7

「開座」は舞踏集団。少し前まで、僕はその舞台でしょっちゅう
尺八を吹いていた。最近吹かなくなった理由が、複雑な大人の
事情なのか、単純な子供の意地なのか、当人にもわかりかねる。
あまりツッコミたくもない。

舞踏というのは、わかりやすく言えば、ダンスと芝居の真ん中
あたりのパフォーマンスだ。基本的にセリフはなく、身体の
動きだけで何かを表現するのだが、バックに音楽を流したと
しても、そのリズムに合わせて踊ることはしない。それだけに、
演者の個性が如実に表れる、そこに注目するのが、舞踏を楽しむ
コツといえるかもしれない。

いずれにせよ、僕には演者がどんな動きをしているのかは、
当然のことながらほとんどわからない。それでなぜコラボが
できたのかは置いといて、、吹かないとなると、何をしに公演に
足を運ぶのか、けっこう微妙ではある。

ただ今回に限っては、間違いなく月嶋紫乃さんの朗読を目当てに
出かけた。そして、期待は裏切られなかった。

紫乃さんは女優で、チャーミングという言葉は彼女のために
あると思ってしまうほど、チャーミングな人である。僕が相手の
声やしゃべり方からいだくイメージは、たいていは人に説明
できるほど明確ではないのだけれど、紫乃さんは数少ない例外の
一人で、はっきり七瀬なつみだ。ただし言うまでもなく、僕の
想像の中の紫乃さんは、七瀬なつみよりさらに7割がた美しい。
むろんとんだ見当違いで、本人ならびに周囲の人たちから爆笑
されるかもしれないが。

その紫乃さんが朗読したのは、「おしらさま」の伝説だ。養蚕の
起源譚となっている、馬と人間の女性との恋物語で、話自体が
とても魅力的である。開座は一昨年のギャラリー公演でも、
この「おしらさま」をテーマにしており、そこには僕も参加して
いたので、内容は知っていた。

紫乃さんは、国語学的にはかなり怪しい方言や、寺山修司の
モノマネまでまじえて読んでいった。開座の普段の公演では
感じることが難しい(ないとは言わない)軽く、明るい空気が
漂う。朗読の合間、あるいはバックで流れるのは、このところ
開座がテーマとしている美空ひばりの歌、そして映画音楽
『ひまわり』。そのギャップも面白い。音的には、かなり楽しめた。

肝心の舞踏作品としてはどうだったのか。これについては責任の
ある発言をするわけにはいかない。ただ、見えもしない僕がなんとなく
ひきつけられる、そんな不思議な力があることは確かだ。あとは、
ぜひご自分の目で確かめていただきたいと思う。ついでに、
月嶋紫乃さんが七瀬なつみに似ているのかどうかも……。

開座HP
http://www.kaiza.me/top.html
posted by しんどう at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 音ゲル係数
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